米B52爆撃機 黄海上空で韓国軍と合同訓練

【ソウル聯合ニュース】米空軍の戦略爆撃機B52Hが15日、朝鮮半島西側の黄海の上空で韓国空軍と共同訓練を実施した。韓国国防部と空軍によると、訓練は黄海の上空に入った2機のB52Hを韓国空軍の戦闘機が護衛する方式で行われた。韓国空軍からはF35AとF15K、米空軍からはF35BとF16が参加した。

 B52Hは10月中旬にも航空宇宙・防衛産業展示会「ソウルADEX」の開会式で祝賀飛行を行うため、米本土から韓国に飛来した。当時、初めて韓国空軍基地に着陸し、韓米・韓米日の空中訓練にも参加した。

 B52Hが頻繁に韓国にやって来るのは北朝鮮の核・ミサイル脅威に対応し、拡大抑止力を強化するためとみられる。B52は核兵器の搭載が可能だ。

 B52Hを含む米戦略爆撃機の韓国展開は今年に入って12回目となる。

 韓国国防部はこの日の訓練について、「米戦略資産の展開頻度や強度を拡大して常時配備に準じた効果を出す。韓米が緊密に連携する中で行った『拡大抑止の行動化』と評価される」と説明した。また、「北のいかなる挑発にも即座に、圧倒的かつ決定的に対応できる連合作戦遂行能力を示した」として、「韓米同盟は今後も『韓米が共にする拡大抑止』に基づき最高の連合防衛体制を維持していく」と強調した。

 一方、来週には米海軍の原子力空母「カール・ビンソン」が韓国南東部の釜山港に入港する。入港時期は21日ごろという。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
あわせて読みたい