「国民の力・李俊錫前代表、『新党論』を覆い隠すために『韓東勲非常対策委員長説』を主張」

 韓国野党・共に民主党のシンクタンク「民主研究院」で副院長を務めた崔炳天(チェ・ビョンチョン)新成長経済研究所所長が、「李俊錫(イ・ジュンソク)前国民の力代表は最初から新党を推進する意思がなかった」と述べ、フェイクに近い新党論を覆い隠すために「韓東勲(ハン・ドンフン)非常対策委員長説」に言及しているとの見方を示した。

【写真】安哲秀議員に「悪魔の涙ショー」と評された李俊錫前代表の記者会見(10月16日)

 崔炳天所長は15日、交流サイト(SNS)「フェイスブック」の自身のアカウントに「この2週間、李俊錫は『李俊錫新党論』を流してたっぷりもうけた。十分楽しんだ」と投稿した。 しかし、新党を立ち上げるには少なくとも2カ月以上の時間がかかるが、立ち上げるかどうかを12月末ごろに決め、来年4月10日の総選挙に対応するのは事実上、不可能に近いとも書いた。

 そして、李俊錫前代表が先日のインタビューで、「イン・ヨハン(ジョン・リントン)国民の力党革新委員長が親尹錫悦(ユン・ソンニョル)系ベテラン議員の出馬に圧力を加えている理由は、『韓東勲非常対策委員長』のためにレッドカーペットを敷いてやるということだ。金起炫(キム・ギヒョン)代表は1-2週間以内に辞任するだろう」と言った意図についても、崔炳天所長は分析した。

 崔炳天所長は「『李俊錫新党論』がウソだったことがバレないように、李俊錫が脱出口として考えた方法が『イシューはイシューで隠し、はったりははったりで隠す』というものだったようだ」と言った。「李俊錫新党説」を覆い隠す強力なインパクトのニュースが「韓東勲非常対策委員長説」だということだ。

イ・ヒョンスン記者

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  • ▲新成長経済研究所の崔炳天(チェ・ビョンチョン)所長

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