共に民主党、総選挙控え20-30代対象に新横断幕作成…「若者を見下している」と批判も

「政治は分からないけど、いい暮らしがしたい」

「経済は分からないけど、お金はたくさん欲しい」

23日公開のPR戦略プロジェクト「個性・多様性で20-30代ターゲット」

共に民主党、総選挙控え20-30代対象に新横断幕作成…「若者を見下している」と批判も

 【NEWSIS】共に民主党が来年の総選挙を前に、20-30代をターゲットにした新しい横断幕のデザインを公開した。ところが、この横断幕には「経済は分からないけど、お金はたくさん欲しい」などのフレーズが書かれており、党内の一部からは「若者を見下している」という批判も出ている。

【写真】 「若者を見下している」と批判も…共に民主党が公開した若者向け横断幕

 共に民主党事務処は17日、20-30代をターゲットにした「2023新しい民主党キャンペーン-共に民主ギャラクシー・プロジェクト」を始めるとして、「2023新しい民主党キャンペーン横断幕掲示案内の件」という題の文書を各市・道の同党支部に送った。

 このプロジェクトは「国民一人一人の暮らしの中に共に民主党が入っていき、『私の役に立つ民主党』に変わるというキャンペーン」だと説明、「個性と多様性に価値を置く20-30代を中心に進められる」と同党では紹介している。

 そして、新しい横断幕は同キャンペーンの一環だとした上で、プレビューで「ティーザー(人々の注目を引く)広告用」横断幕4種を公開した。

 新しい横断幕には幾何学模様と共に「11.23私のところに来た党」「政治は分からないけど、いい暮らしがしたい」「経済は分からないけど、お金はたくさん欲しい!」「一人で暮らしたいとは言ったけど、一人でいたいと言ったか?」などのフレーズが書かれている。

 デザインは党のシンボルカラーである青を最小限に抑え、党名が目立たないようにした点が特徴的だ。

 横断幕のデザインとフレーズは、これまでの韓国政界の横断幕デザインから脱却しようという意図で、20-30代の嗜好(しこう)を考慮したものだ、と共に民主党では説明している。

 しかし、これらのフレーズが公開されるや、党内部からは反発する声が殺到している。若い世代を利己的な集団のように表現するなど、かえって「若者を見下している」と受け取られかねないとの指摘だ。党役員と補佐陣が集まっている党広報局のグループチャットルームには見直しを求める声も相次いでいる。

 共に民主党の関係者は「今回の横断幕は23日に公開される『新しい民主党キャンペーン』のティーザー広告用横断幕で、ひとまず17-23日に掲示される」「総選挙まで使うかどうかは今後、協議する必要がありそうだ」と語った。

キム・ジウン記者

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