米ビルボード音楽賞 ジョングクやストレイキッズら受賞=新設のK―POP4部門

【ソウル聯合ニュース】米国の3大音楽賞の一つ「ビルボード・ミュージック・アワード」の授賞式が19日(現地時間)に開かれ、韓国グループのBTS(防弾少年団)のJUNG KOOK(ジョングク)やStray Kids(ストレイキッズ)などが受賞した。

 JUNG KOOKはファーストソロシングル「Seven」が「トップ・グローバル・K―POPソング」を受賞した。同曲はビルボードのメインシングルチャート「ホット100」で1位を獲得している。

 JUNG KOOKは「『Seven』を準備しながら皆がこの曲を楽しんでほしいと考えていたが、この部門の賞を受賞したことは私にとって大きな意味がある」として「すばらしい音楽を皆と共有できてうれしい」と喜びを語った。

 Stray Kidsは3枚目のフルアルバム「★★★★★」(5―STAR)が「トップ・K―POPアルバム」部門を受賞した。

 昨年はStray Kidsのミニアルバム「ODDINARY」と「MAXIDENT」が、今年は「★★★★★」がビルボードのメインアルバムチャート「ビルボード200」で1位を獲得した。

 受賞インタビューでメンバーのチャンビンは「私たちのこだわりが詰まった音楽、アルバム、ステージをたくさん愛してくださって感謝している」と話した。バンチャンは「忘れられないプレゼントをくれたステイ(Stray Kidsのファン)とビルボードに感謝する」として「音楽、パフォーマンス、愛でお返しする」と約束した。

 BLACKPINK(ブラックピンク)は計180万人を動員したワールドツアー「BORN PINK」が「トップ・K―POP・ツアー」を、NewJeans(ニュージーンズ)は「トップ・グローバル・K―POP・アーティスト」を受賞した。

 NewJeansのヘリンは「私たちがどれほど感謝しているのか言葉では表現できない」と感極まり、「いつか皆さんが私たちにくれたとの同じくらいの幸せを必ず返したい」と述べた。

 ダニエルは「皆が楽しめる音楽を作るアーティストになるよう努力する」と話した。

 この日の授賞式ではNewJeansとStray Kidsが事前録画形式でステージを披露した。

 ビルボード・ミュージック・アワードは、「アメリカン・ミュージック・アワード(AMA)」「グラミー賞」と並ぶ米3大音楽授賞式の一つとされる。ビルボード・ミュージック・アワードでは2013年にPSY(サイ)の「江南スタイル」が「トップ・ストリーミング・ソング(ビデオ)」に輝いた。これが韓国勢初の受賞だった。

 BTSは17年に「トップ・ソーシャル・アーティスト」を受賞してから昨年まで6年連続で受賞しており、JUNG KOOKは今回の個人を合わせると7年連続での受賞となった。

 今年は「トップ・グローバル・K―POP・ソング」「トップ・グローバル・K―POP・アーティスト」「トップ・K―POP・ツアー」「トップ・K―POP・アルバム」とK―POP部門で四つの賞が新設された。今回、K―POP部門以外で受賞した韓国勢はいなかった。

 評論家のチョン・ミンジェ氏は「ビルボードがK―POP部門を新設したのは、BTSが初めてビルボードに進出した時よりさらに多くのアーティストがチャートにランクインするなど、扱うべきK―POP歌手が増えたという証拠」と肯定的に評価した。K―POP部門以外で受賞した韓国アーティストがいなかったことについては、2021年に「トップ・セールス・ソング」を受賞したBTSの「DYNAMITE」のような大ヒットした曲がなかったと指摘。そのうえで「ビルボードの立場では授賞式イベントの大きな軸を担うK―POPを手放すのは難しかったのだろう」などと分析した。

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  • ▲Stray Kids(ビルボード・ミュージック・アワードのホームページより)=(聯合ニュース)
  • 米ビルボード音楽賞 ジョングクやストレイキッズら受賞=新設のK―POP4部門

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