「呪いのわら人形」を刺してたたいて燃やして復讐…韓国人の購入レビュー100件を分析(上)

「苦しめられた分、仕返しを」

 司法当局に捕まっていない詐欺師(16%)も、「呪いのわら人形」が大ヒットする大きな要因だ。最高検察庁によると、国内の詐欺犯罪は2021年の29万8586件から22年には33万390件、今年第2四半期(4-6月期)は前年同期比で7.5%増加した。そして最も韓国的な苦情とも言えるマンションの騒音トラブル(4%)がある。人口密集と利己主義、対応しかねる内容からだ。殺人に至るほどの深刻な被害だが、直接訪ねていって抗議する場合、かえってストーカー容疑で処罰される恐れもある。まさに「呪いのわら人形」を求める理由だ。「7年間にわたるマンションの騒音トラブルで精神安定剤とパニック障害の薬まで飲んでいる。お願いに上がり、プレゼントも準備し、こちらの事情を訴えたが、もう我慢も限界だ。天罰を受けてほしい」

■「ばかげているが、ストレス発散しないわけには」

 同封された紙に呪う対象者の名前などの個人情報と呪いの内容を書き込んだ後、袋に入れて人形の首にかけておく。そして、何らかの処刑を実行する。もちろん迷信に過ぎない。このような黒呪術自体が「そもそもばかげている」という点も、購入者のほとんどが認知していた。宅配箱に貼る送り先のカードから製品名を削除し出庫するよう要請するケースも少なくない。しかし「呪いが通じても通じなくても、確実にストレスが解消される」という感想がレビューの大多数を占めている。「食品以外のもので、こんなに何度も再購入したのは初めてですね」

【表】「呪いのわら人形」購入レビューを分析してみると

前のページ 1 | 2 次のページ
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
関連フォト
1 / 1

left

  • ▲恨みたい相手を思い浮かべながらストレス解消。「呪いのわら人形」の販売元が掲載した写真/インターネット・キャプチャー
  • 「呪いのわら人形」を刺してたたいて燃やして復讐…韓国人の購入レビュー100件を分析(上)

right

あわせて読みたい