軍事偵察衛星 12月1日から偵察任務開始=北朝鮮メディア

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は22日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が同日午前に国家航空宇宙技術総局の平壌総合管制所を訪問し、前日夜に打ち上げが行われ、軌道に投入された軍事偵察衛星「万里鏡1号」の作動状況などを確認したと報じた。

 国家航空宇宙技術総局は金氏に対し、万里鏡1号が今後7~10日間の「精密操縦工程」を終えた後、12月1日から正式に偵察任務を開始すると報告した。

 朝鮮中央通信によると、金氏は太平洋の米領グアム上空で衛星が撮影し、22日午前に受信したアンダーソン空軍基地やアプラ港など米軍の主要軍事基地の写真を見た。また、「共和国の武力が万里を見下ろす『目』と万里を殴る強力な『拳』の両方を手中に収めた」として、「われわれの威力のある軍事的打撃手段の効用性を高める側面でも、自主防衛のためにも、より多くの偵察衛星を運用する必要性が提起されている」と強調した。「目」とは軍事偵察衛星を、「拳」とは大陸間弾道ミサイル(ICBM)を意味するとみられる。

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