勤務中にわいせつ動画配信する女性職員、成人向けグラビア製作・販売した教員…韓国の公務員にいったい何が

韓国中央省庁の公務員、ネット動画配信で露出相次ぐ

臨時教員、成人向けグラビア撮影・販売し摘発も

校内では「教権失墜」…教員に「よそ様の大事な娘」

 最近、公職社会の綱紀が乱れ、道に外れた行為を犯す公務員や教員が続出している。中央部処(省庁に相当)所属の7級公務員(日本の国家公務員2種に相当)たちが相次いでインターネット動画配信で自身の体を露出したほか、ある現職中学校教員は成人向けグラビアを製作・販売していたことが明らかになった。こうした公務員たちの一部は、逸脱行為により金銭的な利益まで得ていたという。

【写真】成人向け動画配信の司会をしたとされる中央省庁所属の女性公務員

 その一方で、学校では教員たちの権威が日に日に失墜している。ネット上ではこのほど、ある女子高生が中年の教員に「私、よそ様の家の大事な娘なんですけど」と盾突く動画が話題になった。

■ネットで体を露出する公務員…わいせつ物販売する教員

 ニュース専門放送局のYTNなどが23日に報道したところによると、このほど中央部処所属7級公務員の20代女性A氏が勤務中、事務室やトイレなどで体を露出するネット動画配信を行っていたことが明らかになり、停職処分を受けたという。

 A氏は事務室で業務をしている最中にひそかにネット動画配信を開始し、自分の上半身の服を持ち上げて体の一部を露出した。また、トイレに移動して服のボタンをとめたり外したりしながら体を露出したという。この過程で、韓国政府のシンボルである太極マークが刻まれた文書や組織図が一部画面に写り込んだとのことだ。

 A氏が所属している部処は、国民からの情報提供で事実を把握し、監査に着手した。A氏は品位維持義務違反などで停職3カ月の処分を受けた。公務員は、国家公務員法第63条により、職務を問わず品位を傷つける行為をしてはならない。懲戒処分には罷免・解任・降格・停職などの重い処分と、減給・けん責などの軽い処分がある。

 A氏は懲戒期間後、病気休暇を取って出勤していないことが分かった。

 これより前、別の中央部処所属の7級公務員B氏も成人向け動画配信を行っていたことが確認され、監査を受けている。B氏は任用されてから発令される前まで成人向け動画配信の司会者をしており、配信で収益も得ていたとのことだ。

 教育界でも道に外れた行為が相次いでいる。総合編成チャンネルのJTBCによると、ソウル市内のある中学校の現職男性教員C氏は2017年から交流サイト(SNS)のアカウントに、自身が撮影した下着姿の女性の写真を掲載していたとのことだ。在職中の学校内で撮影をした写真もあったという。C氏は撮影した写真をまとめて成人向けグラビアとして製作した後、SNSで販売までしていた。

 このような行動が問題になると、C氏は「写真撮影は純粋な趣味に過ぎず、これを通じて利益を得たことはなかった」と主張した。臨時教員であるC氏は現在、別の学校と契約して教職生活を続けている。教育公務員法により、臨時教員は懲戒処分や職位解除ができないためだ。ただし、問題があれば、学校長の口頭による警告や契約解約などの措置が可能だ。

キム・ヤンヒョク記者

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