韓日外相が会談 慰安婦訴訟判決巡り協議か

【釜山聯合ニュース】韓国の朴振(パク・ジン)外交部長官は26日午前、韓中日外相会談のため来韓した日本の上川陽子外相と会談した。

 3カ国外相会談を前に釜山市内のホテルで対面した。両外相の会談は米サンフランシスコで開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)閣僚会議を機に行って以来、約10日ぶり。

 この日の会談で両外相は23日に韓国の高裁が日本政府に対し旧日本軍の慰安婦被害者らへの損害賠償を命じた判決を巡り協議したとみられる。

 日本政府は、原告の訴えを却下した一審判決を破棄して日本政府に賠償を命じた同判決について激しく反発。韓国政府に対し国際法違反の是正のため措置を取るよう求めており、上川氏は朴氏に日本政府の立場を伝えたもようだ。

 会談ではほかに、北朝鮮問題を含めた国際情勢を巡る韓日の協力策や韓中日3カ国の協力について協議したとみられる。韓中日外相は同日午後に会談する。

 25日に釜山入りした上川氏は聯合ニュースへの寄稿で、国際社会が歴史の転換点を迎えるなか、韓日の緊密な協力が今ほど必要とされる時はないとの認識を示している。

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