韓国小学生のなりたい職業、2位に「医師」が浮上…1位は

中学生の41%は「将来なりたい職業ない」

韓国小学生のなりたい職業、2位に「医師」が浮上…1位は

 「小学生のための医学部進学クラス」まで作られるなど、大学医学部進学熱が高まっている中、「小中高生たちが将来なりたい職業」の調査で、医師の順位が上昇していることが分かった。また、公務員や軍人の人気が下がった反面、生命科学者・コンピューター工学者など新産業分野に対する関心は上がっていた。韓国教育部(省に相当)と韓国職業能力研究院が小学校・中学校・高校1200校の児童・生徒と保護者、教員など約3万8300人を対象に調査し、結果を26日に発表した。

【表】韓国の中高生がなりたい職業ランキング

 小学生がなりたい職業1位に挙げたのは「スポーツ選手(13.4%)」だった。次いで「医師」「教師」「クリエイター(ユーチューバーなど)」「料理人・調理師」などだった。中学生は「教師(9.1%)」「医師」「スポーツ選手」「警察官・捜査官」「コンピューター工学者・ソフトウェア開発者」の順だった。高校生は「教師」「看護師」「生命科学者・研究員」「コンピューター工学者・ソフトウェア開発者」「医師」の順となった。今回の調査はソウル瑞二小学校の教師自死が発生する前に実施されたため、教権失墜の余波は反映されていない。

 「スポーツ選手」は小学生のなりたい職業1位、「教師」は中高生のなりたい職業1位の座を2019年から4年間にわたりキープしている。小学生対象の調査では「医師」が2位で、昨年より2ランクアップした。高校生対象の調査では、「生命科学者」が昨年より2ランク上がって3位になった。「ロボット工学者」や「ビッグデータ専門家」といった11の新産業分野の職業を希望する高校生は全体の11.6%で、10年前(3.6%)の3倍に跳ね上がった。

 安定した職業と考えられてきた「公務員」や「軍人」の人気は大幅に下がっている。なりたい職業に関する国家承認調査が開始された2015年以降で、「公務員」が中学生のなりたい職業1-10位から、「軍人」が高校生のなりたい職業1-10位から外れたのは今回が初めてだ。

 「なりたい職業がない」と答えた中学生は41.0%に達し、この10年間で最も高かった。その理由のうち、最も多かったのは「何が好きなのか、自分でまだよく分からない」という回答だった。

チェ・ウンギョン記者

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