「日韓フォトコン」に過去最多の応募 金浦空港と済州島で授賞式

【ソウル聯合ニュース】韓国と日本の国民が写真で各地域の魅力を紹介する「日韓フォトコンテスト」(在韓日本大使館公報文化院・在済州日本総領事館など共催)の授賞式が9日、ソウル市の金浦国際空港と済州島の済州市疎通協力センターで開催された。授賞式は両会場をオンラインでつなぐ形式で開かれた。

 両国の文化交流や相互理解の促進を目指すイベントで、今回で10回目を迎えた。韓国人が撮影した韓国または日本の魅力、日本人が撮影した日本または韓国の魅力をテーマにした写真を募集。両国の計約2600人から過去最多の約9500点の作品が寄せられた。受賞作は30点で、受賞者には自治体や企業が提供する賞品が贈られた。

 写真が趣味で、愛知県を旅行中に撮影した「仏様と楽しむ花見」で受賞したキム・ガンフンさん(20)は「日本には面白い写真スポットがたくさんある。これからもあのような場所に撮りに行きたい」と語った。韓国に在住する佐藤基貴さん(26)は夜までビルの明かりが消えない「韓国のシリコンバレー」と呼ばれるソウル郊外・板橋の夜景を撮影し、受賞した。

 受賞作品は20日まで金浦空港の国際線ターミナルで展示される。済州島でも済州市疎通協力センター(11~16日)と済州国際空港(19~27日)で展示される。

 川瀬和広・在韓日本大使館公報文化院長は「私も気付けなかった日本の魅力、また初めて接する韓国の魅力に気付くことができた」として、「日本と韓国という切っても切れない大切な隣国同士の未来について考える機会になれば」と述べた。

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