「証明書の捏造は一種の慣例」 曺国支持者が嘆願書に署名求める

 子どもの入試不正などで起訴された元法務部(省に相当)長官の曺国(チョ・グク)被告と、妻で元東洋大学教授の鄭慶心(チョン・ギョンシム)被告の控訴審判決を前に、「夫妻に対して善処してほしい」と裁判所に送る嘆願書への署名を支持者たちが集めていることが分かった。

 曺国被告夫妻の疑惑のうち、子どものインターン証明書捏造(ねつぞう)などは一種の「慣例」だったが、それは重刑に処せられなければならないほどの重罪ではないので、善処してほしいということだ。親・曺国派とされる崔康旭(チェ・ガンウク)元議員もこのような嘆願書への署名を促している。

 崔康旭元議員は23日、交流サイト(SNS)「フェイスブック」に「お願いします!」というメッセージと共に「曺国教授、鄭慶心教授嘆願書」という名前の「Google ドキュメント」のページをシェアした。作成したのは「曺国、鄭慶心被告に対する善処を望む市民一同」、受取人は「尊敬するキム・ウス裁判長とキム・ジンハ判事、イ・インス判事」となっている。

 嘆願書作成者たちは「私たちは全国津々浦々で日々の仕事に携わっている市民として、貴裁判所で裁判中の曺国・鄭慶心両被告に対する善処を希望し、嘆願書を提出する。毎日やっとのことで暮らしている私たちがこの件について知っていることと言えば、メディアで報道された内容程度で、それを越えることはない。だが、韓国社会の平均的な市民として持っている常識と様式に照らして、裁判長に嘆願する」と書いている。

 その上で、「曺国・鄭慶心両被告とその長女・長男は2019年から4年半にわたり、『滅門之禍(一家滅亡の災い)』と言われるほど類例のない苦難に遭ってきた。この姿を見て、どんな理由であれ、検察に反して標的になれば残酷な捜査対象になり得るという恐怖を感じた」と書いた。

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  • ▲写真左から元法務部長官の曺国被告と、妻で元東洋大学教授の鄭慶心(チョン・ギョンシム)被告。写真=NEWSIS
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