ユーチューブを通じて世界中で使われる韓国語…「○○ウマイ」などのスラングを覚える人も(下)

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■「ダンプリング」ではなく「マンドゥ」…「自ら進んで学ぶ外国語になった韓国語」

 ハングルは、以前は外国人には越えられない「言葉の壁」だった。語順や表記法がアルファベットとは全く違う上、韓国だけでしか使われない文字・言語だったからだ。2000年代初めまでは、ハングルを学ぶ外国人は韓国への移住や、サムスン・LG・現代といった韓国の大手企業グループに就職を希望しているケースがほとんどだった。だが、その流れを変えたのは韓国の大衆文化だ。

 2010年代に入るとK-POPの流行で歌をまねて歌い、歌詞を理解しようとする一部のファンたちがハングルを学び始めた。そして、それ以降も韓国の映画や料理、企業の商品までもがグローバルに人気を集め、世界各地で韓流コンテンツを楽しむためにハングルを学んでいる。英オックスフォード大学韓国語・言語学科のチョ・ジウン教授は「ハングルは今や全世界の人々が『自ら動機を付与して(self-motivated)学ぶ言語だ』と語った。

 韓国企業も海外マーケティングでハングルを積極的に活用している。昨年11月末、英ロンドンのショーディッチ地区で行われた食品メーカー、CJ第一製糖のブランド「bibigo(ビビゴ)」ポップアップストアでは、「冷凍キムパプ(のり巻き)」や「キムチ・スプリングロール(春まき)」などを販売した。ランチタイムにはロンドンの消費者200-300人が集まって広さ200平方メートルの売り場を埋め尽くした。売り場の壁面にかかったポスターには「チュモクパプ(おにぎり)」「マンドゥ」「チメク(チキンとビール)」などとハングルで書かれていた。CJ第一製糖の関係者は「今や簡単な商品名は英語ではなくハングルで表記した方が消費者の反応も良い」と話した。

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