能登半島地震に遭遇した韓国人旅行客「地面がグラグラ、立っていられない」

「生まれて初めて経験…広い場所に向かって走った」

能登半島地震に遭遇した韓国人旅行客「地面がグラグラ、立っていられない」

 石川県能登半島で1日午後4時10分ごろ、マグニチュード(M)7.6、最大震度7の地震が発生、日本在住や観光中の韓国人から地震の目撃・経験談が相次いでいる。

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 日本旅行関連のあるインターネット・コミュニティー・サイトには、地震発生時に石川県の金沢駅にいたという韓国人旅行客Aさんが「金沢駅に降りてすぐ地震があった。駅の天井から水が漏れ、駅員たちがすべての人々を駅の外に避難させていた。生まれて初めて(経験した)震度7の地震に驚いた。明日朝帰国する予定だが、空港で問題が起こるのではと心配だ」と投稿した。

 金沢駅にいたという別の韓国人旅行客は「駅前広場からバスに乗ろうとした時、一瞬、列車が通ったのかと思ったら、スマートフォンに『地震です』という警告が出た。すぐに落下物の心配がない広い場所に向かって走った」と語った。また、「地面がグラグラ揺れてバランスを取って立っているのが難しいほどで、(恐怖心をごまかすため)仕方なく笑うしかなかった。広い公園に行って1-2時間過ごした。食べに行く気にもならなかったので、しばらく後にコンビニに行ったら、非常食を買おうと並ぶ人が列になっていた」とも話した。神奈川県に住む日本人のシライシ・メイさん(21)は「神奈川周辺は飛行機も問題なく離着陸もしていて、全く大丈夫そうだ」としながらも、「他の地域は地震の被害状況が深刻なようだ」と言った。

 埼玉県の大学で交換留学生として通っているユン・ソンヒョさん(25)は「寮にいた午後4時10分過ぎに足元が揺れるような感じがした。地震直前に届いた地震警報には『早く避難してください』とだけ書いてあったが、大きな揺れでびっくりした。現地のニュースを流して状況を見守っている」と語った。

 また、別の韓国人旅行客は「1日午後4時30分ごろ、(大阪市内の展望台)ハルカス300がある建物(あべのハルカス)が揺れ、エレベーターが止まった。地震で建物が揺れた。16階のチケット売り場でチケットを買って、60階に行くエレベーターを待っている途中、揺れている感じがした。エレベーターは止まって、今はダメだと言われた。1時間後くらいに運行するそうだが、確かではない」と交流サイト(SNS)に投稿した。

 地震発生地点から約220キロメートル離れた兵庫県神戸市在住のAさんは「地震があった時は立っていて揺れを感じなかったが、座ると横揺れを感じた。少なくとも1分間は続いていた」と語った。

 一方、同日の地震では日本政府などの迅速な措置も顕著だった。日本にいる韓国人留学生たちは同日午後4時7分から2-4分おきに「【緊急】直ちに避難せよ」「津波警報発表」などの緊急速報を数回にわたり受け取ったとのことだ。

オ・ユジン記者、チョン・ヘミン記者

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