旭日旗や性犯罪者まで登場…韓国ネイバー「CHZZK」、試験的サービス開始早々に物議

 韓国のインターネット・サービス大手「ネイバー」がゲームストリーミング・プラットフォーム「CHZZK(チジジク)」の試験的サービスを開始するや、問題のある配信が相次いだことから、対策に乗り出した。

【写真】旭日旗Tシャツに日本国旗の鉢巻き姿でCHZZKに出てきた女性配信者

 ある女性配信者は3日、日本国旗が描かれた鉢巻き頭に巻き、旭日旗が描かれたTシャツを着て配信をして物議を醸した。これに気付いたCHZZK側は4日、運営方針違反などを理由に同チャンネルの運営を停止した。

 この他にも扇情的なアダルト映像を主にする配信や、性犯罪などの前科者による配信があったという通報も寄せられた。これに対してネイバーは5日、CHZZKに配信年齢制限オプションを追加した。年齢を制限すれば、ライブ配信・動画サービスの視聴者を19歳以上に制限できる。

 ネイバーは24時間モニタリングし、このような配信を事後遮断する方針だ。ネイバー内のCHZZK運用組織と孫会社グリーン・ウェブ・サービスを通じて人員を順次増やし、CHZZKを24時間モニタリングする。グリーン・ウェブ・サービスはネイバーの広告運営・検索運営・映像制作業務などを行うネイバーI&Sの子会社だ。また、ネイバーはわいせつ物のフィルタリングを強化するため、人工知能(AI)技術「X-eye(エックスアイ)」をCHZZKに適用し、有害コンテンツを選別する方針だ。

 ネイバーは2月中にすべての配信者に放送権限を付与し、本格的なCHZZKの運営を開始する。ネイバーはモニタリング強化と共にネイバー・カフェとの連動などを導入した上で、CHZZKを年内に正式にリリースする計画だ。

パク・ジミン記者

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  • ▲京畿道城南市盆唐にあるネイバー本社。/チョン・ギビョン記者
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