韓国 けさのニュース(1月15日)

◇北朝鮮 極超音速の固体燃料弾道ミサイル発射に「成功」

 北朝鮮のミサイル総局が14日午後に極超音速弾頭を装着した「中長距離固体燃料弾道ミサイル」の発射実験を実施し、成功したと発表した。朝鮮中央通信が15日、伝えた。ミサイル総局は「強力な武器体系を開発するための定期的な活動の一環」と強調。この発射実験は周辺国の安全に影響を与えず、地域の情勢とは全く関係なく行われたと主張した。

◇北朝鮮外相がロシアに向け出発 外相会談へ

 北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外相を団長とする政府代表団がロシアを訪問するため14日に平壌国際空港を出発した。朝鮮中央通信が15日、報じた。崔氏の今回のロシア訪問は、昨年10月に訪朝したラブロフ外相の招きにより実現した。崔氏は15日から17日までロシアに滞在し、ロ朝外相会談を開いて両国の協力策について議論するとみられる。ロシアのプーチン大統領の訪朝日程が話し合われるかどうかも関心を集めている。

◇救急患者の「たらい回し」問題 センターが搬送先指定へ

 救急車が病院から患者の搬送を断られ、たらい回しにされる問題を巡り、南華栄(ナム・ファヨン)消防庁長は「119救急スマートシステム」の導入と「救急状況管理センター」の役割拡大により、救急隊が複数の病院に一括で搬送可否を確認し、指定された病院に搬送する方策を推進していると明らかにした。南氏は、救命救急センターの病床不足は韓国の救急医療システム全体の問題であり、官庁と機関の協業によって解決しなければならないとの立場を示した。

◇梨泰院雑踏事故 責任者の起訴巡る審議委員会きょう開催

 159人の犠牲者を出した2022年10月のソウル・梨泰院の雑踏事故を巡り、大検察庁(最高検)は15日、金光浩(キム・グァンホ)ソウル警察庁長と竜山消防署のチェ・ソンボム署長を起訴すべきかどうかを決める捜査審議委員会を開催する。金氏は、事故当日に梨泰院一帯に多くの人が集まることを認識していたにもかかわらず安全管理対策を講じずに死傷者の規模を拡大させた疑いが、チェ氏は事故発生後に救助指揮を怠り、被害を増大させた疑いがそれぞれ持たれている。

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