ハマス「イスラエルの爆撃で人質の相当数が死亡の可能性」

 パレスチナの武装勢力ハマスが14日(現地時間)、自身らが拘束している人質たちの生死がイスラエルの攻撃によって不透明な状態だと主張した。

【写真】昨年10月7日にハマスの武装メンバーに拉致されたノア・アルガマニさん

 ハマスのスポークスマン、アブ・ウバイダ氏は同日、声明で「イスラエルの爆撃によって彼らの相当数が死亡した可能性が高い」として上記のように述べた。

 ウバイダ氏は「残りの人質も危険に直面している」として、イスラエルに対し「敵たちは彼らの運命に責任を負わなければならないだろう」と述べた。

 ハマスは声明を発表した後、人質3人の姿が収められた新たな映像を公開した。

 映像には昨年10月7日の音楽フェスティバルの会場でハマスの武装メンバーによってバイクで拉致されたノア・アルガマニさん、ヨシ・シャラビさん、イタイ・スビルスキさんが登場する。

 3人はイスラエル政府に対し、攻撃を中断するよう訴えた。ただし映像が撮影された時期は分かっていない。

 ハマスに拘束されている人質はおよそ250人で、1週間にわたる一時休戦期間に一部が解放されたが、依然として約130人が拘束されており、生死が不透明な状態だ。

キム・ジャミン記者

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