韓国 きょうのニュース(1月18日)

◇徴用訴訟 地裁が「99円支払い」の被害者らに慰謝料命じる

 徴用被害者らが日本の三菱重工業に損害賠償を求めた裁判で、光州地裁は18日、三菱重工業に対し原告のうち2人にそれぞれ1億ウォン(約1100万円)、1人に約1億6000万ウォン、もう1人に約1800万ウォンの慰謝料支払いを命じた。それ以外の原告の請求は棄却した。徴用被害者らは2020年1月、慰謝料の支払いを求めて三菱重工業を提訴した。原告の1人、チョン・シニョンさん(94)は1944年に日本に渡り、三菱重工業の名古屋航空機製作所などで働かされたが、2022年に厚生年金の脱退手当金としてチャンさんが受けったのはわずか99円だった。この日の判決では、チョンさんへの慰謝料として1億ウォンの支払いが命じられた。

◇雑踏事故特別法 与党が尹大統領に拒否権行使要求へ

 ソウル・梨泰院で159人が死亡した雑踏事故の真相究明などのための特別法を国会で過半数の議席を持つ最大野党「共に民主党」が単独可決したことに対し、与党「国民の力」は尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に再議要求権(拒否権)を行使するよう求めることを決めた。国民の力の尹在玉(ユン・ジェオク)院内代表は、与党の合意を得ずに野党が単独可決したと批判した上で、共に民主党に対し再交渉を行うことを提案した。

◇サムスンの指輪型ウエアラブル機器 スマホ事業トップ「年内発売を計画」

 サムスン電子のスマートフォン(スマホ)事業トップ、盧泰文(ノ・テムン)MX事業部長(社長)は17日(現地時間)、米カリフォルニア州サンノゼで開いた新製品発表会で人工知能(AI)を搭載したスマホ「ギャラクシーS24」シリーズを公開した後に記者会見を行い、スマートリング「ギャラクシーリング」を年内に発売する計画を明らかにした。ギャラクシーリングは健康管理のための指輪型ウエアラブルデバイス。

◇ソウル市教育庁トップに二審も有罪判決 確定すれば失職へ

 ソウル高裁は、解雇された教員らを不正に採用したとして職権乱用権利行使妨害と国家公務員法違反の罪に問われたソウル市教育庁トップの曺喜ヨン(チョ・ヒヨン)教育監に一審と同じ懲役1年6カ月、執行猶予2年を言い渡した。曺氏は2018年、解雇された元全国教職員労働組合所属の教師など5人を不正な方法で特別採用するよう指示したとされる。この判決が確定すれば、関連法に基づき曺氏は教育監の職を失う。

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