韓国高位公職者犯罪捜査処の初代トップが退任「成果が不十分で申し訳ない…独立性を守るため努力」

 高位公職者犯罪捜査処(公捜処)の金鎮煜(キム・ジンウク)処長が19日、「公捜処の成果は不十分」との批判について「初代処長として申し訳ない」と述べた。

 金処長は政府果川庁舎で執り行われた離任式で「成果が不十分との批判は何度も聞いた」「現在進行中の事件もあるので、その結果を見守ってほしい」との考えを示した。

 金処長は公捜処の政治的偏向を問題視する指摘について「公捜処設立以降、これまで公捜処長に誰かから電話がかかってきたとか、何らかの指示や干渉を受けたことはない」と反論した。

 金処長は「公捜処は一部の事件で偏向しているとの批判を受けてきたが、私が3年を振り返って断言できることは、これまで捜査の独立性と中立性を固く守るため努力した点だ」と強調した。

 金処長は「公捜処が高位公職者による権力型腐敗犯罪を解明し、権力機関牽制の役割を果たす捜査機関・公訴機関として定着するよう、国民の皆様にも多くの関心と激励をお願いしたい」とも述べた。

 裁判官出身の金処長は2021年1月に3年任期の初代公捜処長に就任し、今月20日に任期を終える。

チ・ジョンヨン記者

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  • ▲高位公職者犯罪捜査処の金鎮煜(キム・ジンウク)処長

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