韓国有名ショッピングモール社長、女性の体に「奴隷」と書き性的搾取動画を200回以上撮影していた

韓国有名ショッピングモール社長、女性の体に「奴隷」と書き性的搾取動画を200回以上撮影していた

 2021年6月から未成年者を含む約10人の女性に対して200回以上にわたり性的搾取動画を不法に撮影し、これをインターネットを通じて配信した30代の男の犯行が最近知られるようになった。この男はある有名ショッピングモールの元社長だった。


【写真】ユーチューブの番組で自身のショッピングモールについて語るパク氏

 ショッピングモール社長だったパク氏とかつて交際した経験のある女性被害者Aさんは19日に公開されたJTBCテレビとのインタビューで「パク氏は交際を始めてから6カ月で加害的な行動を取り始め、それが徐々にひどくなった」「むちで打たれ、首を絞められ、ビンタもされた。髪の毛をつかんでベッドに投げられ、手錠や猿ぐつわをかけた状態で暴行された。ナイフを体に当てられたこともあった」と証言した。

 Aさんは「その年のクリスマスにあったこと」として「パク氏は突然ビデオを撮りたいと言いだし、裸のままたんすに入って××を受ける動画はどうかと提案してきた。打ち所が悪くて失明するところだった」と振り返った。

 Aさんによると、他にも複数の女性がパク氏の被害者になっていたという。Aさんは「他の女性と2人同時にうつ伏せにされ、尻に1番奴隷、2番奴隷と番号を書かれた。私は2番奴隷だった」「拒否すると暴言と暴行が続くので、どうしようもなかった」と説明した。

 パク氏はAさんが知らない別の男性にAさんの住所や玄関ドアのパスワードなどを伝え、性的暴行をけしかけたこともあるという。Aさんは「冬の朝5時ごろに急に家のドアロックが解除されてびっくりした。知らない男が家に入ってきた。その男は服を脱いで私を殴った。『ガールフレンドを一度性的暴行してほしい』と頼まれてやったそうだ」と述べた。

 最終的に被害者らの通報でパク氏は2021年9月に逮捕された。被害者は約10人いたが、中には未成年者もいたという。パク氏は被害者に対して約200回にわたり性的搾取動画を撮影・制作し、これを広めていたという。

 一連の容疑は裁判でも事実関係が認められた。パク氏は2022年7月に一審で児童青少年法・性暴力処罰特例法違反、未成年者擬制強姦など六つの容疑で懲役5年の実刑が宣告された。

 しかし控訴審で懲役4年に減刑された。「性犯罪の前歴がなく、犯行を認めて反省している」というのがその理由だった。パク氏が被害者の一部と合意に至った点も判決に影響した。

 パク氏は3年後に出所予定のためAさんは恐怖を訴えている。Aさんは「私が着ていた服や自宅の間取りなどパク氏は全て知っているので、恐くて引っ越した。精神病院にも通院した」「パク氏が刑務所から出てくる夢をたまに見ることがある」と語った。

 一方のパク氏は男性向け有名ショッピングモール社長としてかつて出演した番組が現在再び配信されているという。番組でパク氏は自らが経営するショッピングモールについて「さまざまな大手ブランドと数多くコラボしている」と紹介した。すると後にパク氏の犯行、さらに彼が運営していたショッピングモールやパク氏の個人情報などがネットを通じて知られるようになった。かつてパク氏が出演した番組を配信しているユーチューブ番組には批判のコメントが次々と掲載されている。

パク・ソンミン記者

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