サッカー:韓国、ランキング130位のマレーシア相手に辛くも3-3のドロー アジア杯2023

E組2位で16強進出

 アジア・サッカー連盟(AFC)アジアカップで64年ぶりの優勝に挑むチームだというにはもどかしさを感じた。ユルゲン・クリンスマン監督(60)=ドイツ=率いる韓国(国際サッカー連盟〈FIFA〉ランキング23位)は25日(韓国時間)、カタール・アル=ワクラのアル・ジャヌーブ・スタジアムで行われたグループステージE組第3戦で、マレーシア(130位)とかろうじて3-3で引き分けて1勝2分(勝ち点5)となり、組2位で決勝トーナメントに進出した。同じ時刻、バーレーン(86位)がヨルダン(87位)を1-0で下し、バーレーンが組1位(勝ち点6・2勝1敗)、ヨルダンが3位(勝ち点4・1勝1敗1分)となった。この3チームで決勝トーナメントに進出することになった。

【写真】主力を投入するも格下相手にまさかのドロー 悔しがる孫興民と呉賢揆

 この日の韓国は孫興民(ソン・フンミン、31)=トッテナム・ホットスパー=、金ミン哉(キム・ミンジェ、27)=FCバイエルン・ミュンヘン=、李康仁(イ・ガンイン、22)=パリ・サンジェルマンFC=、黄喜燦(ファン・ヒチャン、27)=ウルバーハンプトン=ら欧州トップリーグで活躍する選手たちを前面に出して必勝を誓った。しかし、結果は期待を下回った。既に決勝トーナメント進出が決まっているため、ケガや警告累積などを考慮して緩急の調節をした方がいいのではないかという指摘もあったが、主力選手をほとんど出場させた。だが、結果的には体力ばかりを消耗し、望んでいた勝利も得られなかったものだ。韓国がマレーシアとの対戦で勝てなかったのは、1985年に0-1で敗れて以来、39年ぶりのことだ。金判坤(キム・パンゴン)監督(54)率いるマレーシアは組4位(勝ち点1・2敗1分)で大会を終えたが、最後の試合で韓国と引き分けて「有終の美」を飾った。マレーシアが今大会で記録した3得点は、すべてこの日の韓国戦のものだった。

チャン・ミンソク記者、キム・ミンギ記者

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