韓国 けさのニュース(1月29日)

◇金正恩氏が「潜水艦発射巡航ミサイル」実験を指導

 北朝鮮の朝鮮中央通信は29日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が前日に、新たに開発された潜水艦発射巡航ミサイル「プルファサル(火矢)3―31」の発射実験を指導し、原子力潜水艦の建造事業についても確認したと伝えた。北朝鮮メディアはプルファサル3―31について、開発段階にある新型の巡航ミサイルで、24日に初の発射実験が実施されたと報じていた。それから4日後、金正恩氏の前で発射実験を行ったとして完成度をアピールするとともに、潜水艦発射用であることを明らかにした。同通信はまた、金正恩氏がこの日、原子力潜水艦とその他新型艦船の建造事業について協議したと伝えた。

◇健保職場加入者 月給1200万円以上の超高所得者3791人 

 国会保健福祉委員会に所属する崔恵英(チェ・ヘヨン)議員(最大野党「共に民主党」)が健康保険公団から提出を受けた資料によると、給与額に応じた健康保険料の上限額を支払った職場加入者の人数は昨年10月時点で3791人だった。2023年の報酬月額保険料の上限額は月782万2560ウォン(約86万6000円)で、上限額を払った人の月給は月1億1033万ウォン(約1220万円)に上る。このような職場加入者の大半は数十億、数百億ウォンの年俸を受け取る大企業や中小企業のオーナーと役員、最高経営責任者(CEO)、財閥トップなどだ。

◇サムスン電子会長一家の財産182億ドル アジア12位

 サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)会長一家の財産がアジアで12番目に多いことが分かった。米ブルームバーグ通信によると、アジアの富豪上位20位までが保有する財産は今月24日現在で計5340億ドル(約79兆円)だった。このうち李氏一家が保有する財産は182億ドルで、昨年(185億ドル)の10位から2ランク下落した。韓国の財閥でアジア上位20位以内にランクインしたのは李氏一家のみだった。

◇販売従事者が10年間で45万人減 オンライン消費拡大で

 統計庁と流通業界などによると、昨年の韓国の就業者のうち販売職の従事者は262万1000人で、前年比6万人減少した。減少は14年から9年連続で、販売従事者の数は13年からの10年間に45万3000人減った。インターネット通販などオンラインでの消費が拡大した影響と分析される。韓国社会では銀行などの店舗数と従業員数が減少を続ける一方、無人レジやキオスク、配膳ロボットなどが従業員の代わりを務めている。

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