韓国与野党 総選挙へ文化・スポーツ界の有名人にラブコール

【ソウル聯合ニュース】韓国で4月の総選挙を控え、与野党が文化・スポーツ界から斬新な人材を迎え入れるため競争を繰り広げている。

 政界関係者によると、ポップオペラのテノール歌手、イム・ヒョンジュさん(37)は与野党からのラブコールを受けている。最大野党「共に民主党」と新党「新しい未来」はイムさんに入党を提案し、与党「国民の力」の国会議員も入党の意思を打診した。だが、イムさんは各党からの提案を断ったという。イムさんは今回の総選挙で中央選挙管理委員会の諮問委員を務める。2017年に歴代最年少で諮問委員に任命され、前回の20年の総選挙でも務めていた。

 スポーツ界では五輪射撃男子金メダリストで大韓体育会理事の秦鍾午(チン・ジョンオ)さん(44)の名前が挙がっている。

 新しい未来は作詞家のパク・チャンハクさんが入党したと発表した。

 大手外食企業の代表で有名料理研究家のペク・ジョンウォンさん(57)も選挙の度に名前が挙がる。だが、「私の息子を賭けて政治には全く興味がない」「夢も見たことがない」などと発言するなど、政界とは距離を置いてきた。

 文化評論家の金成洙(キム・ソンス)さんは「選挙では認知度が高い候補を立候補させると有利な構図が形成される」として、「文化やスポーツ界の人物は専門家という印象が強いながらも芸能人に劣らない認知度を持っているため、(政界が)起用したがる」と述べた。

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