北朝鮮 核抑止力強化は「世界の均衡・安定に不可欠」と主張

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は2日、「米国が英国から撤退させた核兵器を15年ぶりに再配備することがメディアに公開され、世界的な物議を醸している」と主張した。「国際政治研究学会」のリ・ジソン研究員名義の記事を掲載した。

 記事は「より危険なのは米国が『B61―12』をはじめとする戦術核兵器をアジア太平洋地域にも引き入れようと画策している事実」として、「こうした動きは世界的な核保有国が密集しているアジア太平洋地域を常に核戦争勃発の危険性をはらむ世界最大の熱点地域(ホットスポット)に転換させている」と主張。「朝鮮民主主義人民共和国の核戦争抑止力の強化努力こそ全世界で露骨になっている米国とその同盟勢力の挑発策動を強力に制圧し、世界の戦略的な均衡と安定の維持に不可欠」と強調した。

 英紙のザ・タイムスは先月、米国が英国内の空軍基地に新型戦術核兵器B61―12の配備を推進していると報じた。英国には2008年まで米国の核兵器が配備されていた。

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