飲酒運転で死亡事故を起こした20代女、子犬を抱いたまま救護措置も取らなかった /ソウル

 泥酔してベンツを運転していた20代の女が死亡事故を起こしながらも救護措置をきちんと取らず、子犬を抱きしめるばかりだったという目撃談がインターネット・コミュニティー・サイトに掲載され、批判の声が上がっている。警察が4日に発表した。

【写真】事故現場でしゃがみ込んだまま救護措置を取らない女性

 発表によると、3日午前4時30分ごろ、20代の女がソウル市江南区内で酒を飲み、ベンツを運転していた際にバイクに追突した。この事故でバイクを運転していた50代男性が病院に搬送されたが、死亡が確認された。

 事故当時、女の血中アルコール濃度は免許取り消し水準だったとのことだ。

 インターネット・コミュニティー・サイトでは事故の写真や目撃談が拡散されている。投稿者は「明け方に家の前でバイク運転手1人が亡くなったようだ。エリエナホテルの前で事故が起きた。20代の女が飲酒運転をしたと聞いた」と書いている。

 その上で、「事故を起こした後、犬を抱いて座っていたが、警察に協力せず、警察が子犬を引き離そうとすると『嫌だ』と駄々をこね、『母親と電話で話す』と言った。数分間にわたりもめた後、手錠をかけられて連行された」と投稿した。

 投稿者が掲載した写真には、女が運転していた白いベンツの前方にバイクの後方が突き刺さっている様子が写っている。道路上の被害者の血痕や、ベンツを運転していたとみられる女が道端にしゃがみ込み、事故現場を見ている様子も捉えられている。

 ソウル江南警察署は、特定犯罪加重処罰法上の危険運転致死容疑で、女に対し拘束令状を請求した。

チェ・ヘスン記者

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  • ▲3日未明、ソウル市江南区内の道路で、飲酒運転の車がバイクに追突した様子。写真=インターネット・コミュニティー・サイトより
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