1月の輸入車登録19.4%減 日本車はシェア15%と善戦=韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国輸入自動車協会(KAIDA)は5日、1月の輸入乗用車の新規登録台数は1万3083台で、前年同月比19.4%減少したと発表した。前月比では51.9%の減少。閑散期に加え、今年の電気自動車(EV)補助金がまだ確定していないことなどが影響したという。景気低迷に伴う消費の萎縮も響いたとみられる。

 ブランド別の登録台数(テスラ除く)をみると、BMWが4330台で最も多い。2023年に年間販売1位を記録したBMWが先月もメルセデス・ベンツ(2391台)を抑えた。次いでレクサス(998台)、ボルボ(965台)、トヨタ(786台)、ポルシェ(677台)、ミニ(543台)の順だった。

 レクサスが3位、トヨタが5位と、トヨタの両ブランドの浮上が目を引いた。19年に日本製品の不買運動が起きて以降、22年まで不振が続いたが、昨年からの韓日関係の改善を受け、販売台数が以前の水準を回復した。 

 先月の登録台数を地域別にみると、欧州車が1万164台でシェア77.7%、日本車は1961台で15.0%となった。米国車は958台(7.3%)だった。

 燃料別の登録台数はハイブリッド車(HV)が7065台、ガソリン車が4208台、EVが821台、プラグインハイブリッド車(PHV)が588台、ディーゼル車が401台。EV需要が鈍化した代わりにHVが販売台数を伸ばし、ガソリン車を大きく引き離した。PHVの販売も増加した。輸入車に以前多かったディーゼル車は、初めて燃料別最下位となった。

 ベストセラーモデルはBMWの「5シリーズ」で1126台。ベンツ「Eクラス」(646台)、BMW「X5」(585台)、レクサス「ES」(556台)が続いた。

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