韓国・ポスコグループ 張仁和元社長を次期会長最終候補に

【ソウル、世宗聯合ニュース】韓国鉄鋼大手、ポスコグループの次期会長候補に張仁和(チャン・インファ)元ポスコ社長(68)が選ばれた。

 ポスコグループの持ち株会社であるポスコホールディングスのCEO候補推薦委員会は8日、張氏を会長の最終候補に決め、取締役会に推薦したと発表した。

 グループ内で次期会長候補の一人と目されていた張氏は、2018年にも崔正友(チェ・ジョンウ)現会長とともに会長の最終候補に挙がっていた。

 張氏は1988年、ポスコが設立した浦項産業科学研究院の責任研究員に就任し、ポスコの技術投資本部長、鉄鋼生産本部長、社長を歴任。21年から現在まで諮問役を務めた。

 来月21日の株主総会で過半数の支持を得て新会長選任案が可決されれば、張氏は第10代会長に就任することになる。

 ポスコホールディングスの筆頭株主は6.71%の株式を持つ国民年金公団だが、代表的な「所有分散企業」であるポスコは少数株主の持分が75%を超え、特定の株主の影響力は大きくない構造だ。

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