「鏡よ、鏡よ。誰かが盗撮しているの?」 埼玉高速鉄道、盗撮防止用特殊ミラー設置して実証実験

エスカレーター壁面に鏡

 日本のある鉄道会社が盗撮被害を減らすため、駅内のエスカレーター壁面に視野角の広い特殊なミラーを設置した。エスカレーターで前に立った人がミラーを見ることにより後ろの人物の動きを把握し、盗撮被害に遭わないようにしたものだ。

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 12日付の読売新聞などによると、埼玉高速鉄道は昨年12月、埼玉県内の浦和美園駅ホームから改札に向かう上りエスカレーター側面の壁3カ所に特殊ミラーを設置したとのことだ。このミラーは1枚がA3サイズほどの大きさ(縦42センチメートル・横30センチメートル)で、エスカレーターの進行方向に沿って、手を置くハンドレール上方の壁面に3枚設置されている。

 この鏡はサイズは小さいが、普通の鏡よりも広角を映すことができるように特殊加工されており、見る人の左右・上下の背景がはっきりと映る。このため、エスカレーターで3-4段下の人の行動も観察できる。例えば、スカートをはいている女性が、後ろで自分の下着を盗撮しようとしている人がいないか、随時確認できるということだ。埼玉県川口市に本社を置く鏡メーカー「コミー」が埼玉高速鉄道側に採用を打診した。読売新聞は「薄くて壁に貼り付けるだけでよいため、設置工事が不要なのも利点だ」と伝えた。埼玉高速鉄道では、効果が見込めれば他の駅に導入を拡大する計画だ。同駅を利用して通学している高校2年生の女子生徒は読売新聞の取材に「後ろが確認できて安心だ。髪形を確認するなど、日常的な利用もできる」と語った。これより前、神奈川県内のある鉄道駅でもエスカレーターの壁に盗撮防止用の鏡が設置されている。

 日本では、駅や駅の階段・エスカレーターなどで短いスカートなどのボトムスをはいた女性の後ろから写真を撮る盗撮犯罪が後を絶たない。埼玉県警鉄道警察隊によると、昨年、列車内や駅などの鉄道関連施設で寄せられた盗撮関連の相談件数は238件以上で、前年比で約2倍だった。読売新聞は「コロナ禍が明け、人出が回復したことで盗撮行為も増えているとみられる」と報じている。

キム・ドンヒョン記者

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