韓国の研修医、45%は集団退職に加わらず…「医師免許取り消しは負担が大きい」「増員に反対していない」

韓国の研修医、45%は集団退職に加わらず…「医師免許取り消しは負担が大きい」「増員に反対していない」

 【TV朝鮮】(アンカー)

 研修医のストライキに端を発する韓国医療界の大混乱が始まりましたが、集団行動に加わっていない研修医も45%います。

 彼らはなぜ病院に残ることにしたのか、ペ・サンユン記者が彼らの考えを聞いてみました。

 (記者リポート)

 大病院研修医Aさんは2020年の韓国医療界ストライキには参加しましたが、今回は退職届を出しませんでした。

 「当時は政府が推進した公共医大に問題点が多いと思っていたが、医大の増員自体には反対していないため」と言います。

 「ストライキの目的に懐疑的」というAさんは「病院の教授たちはストライキに参加しないし、私たちを守ることもない」と指摘しました。

 同じく退職届を提出していない研修医Bさんは「個人が選択する問題だ」と強調しました。

 (大病院の研修医Bさん)

 「昔ほどオープンに討論する雰囲気ではないし、自ら行動する…私は仕事を休むにはちょっと負担がいろいろとある状況ですので…」

 研修医Cさんは退職届は出したものの、業務開始命令が出れば復帰するつもりだそうです。

 「大韓医師協会による法律支援の約束を100%信じられない」というのがCさんの話です。

 (大病院の研修医Cさん)

 「本当に免許取り消しまで覚悟する人は多くないと思うけど…(復帰命令に)従う人の方が多いのでは…」

 事実、今月16日に業務開始命令を受けた研修医103人のうち100人が復帰の意思を明らかにしました。

 保健福祉部(省に相当)がこれまで業務開始命令を出した研修医は831人です。命令に違反すれば医師免許停止処分や最大3年以下の懲役に処される可能性があります。

 TV朝鮮のペ・サンユンがお伝えしました。

(2024年2月20日放送 TV朝鮮「ニュース9」より)

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