韓国 けさのニュース(2月21日)

◇医療現場の混乱に拍車か 今後も続く研修医の離脱

 政府が地方の医師不足などの対策として発表した大学医学部の入学定員増に反発する専攻医(研修医)が、医療現場を離れ始めている。ソウルにある五つの大型病院の専攻医をはじめ、全国約1万3000人の専攻医のうち半数以上が退職届を出した。専攻医のこうした動きは各地で21日以降も続くとみられ、患者の間では医療の混乱への不安が広がっている。

◇全国的に曇りで雨や雪も 路面凍結に注意

 21日の天気は全国的に曇りで、中部地方と慶尚北道を中心に雪または雨が降りそうだ。南部地方と済州島でも山間部を中心に雪や雨の予報となっており、路面の凍結に注意が必要だ。22日までの予想降水量は首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)が5~15ミリ、江原道の東海岸と山間部が30~80ミリ、同道内陸が5~20ミリ。最高気温は2~10度の予報となっている。

◇育児に専念する男性1万6千人 過去最多 

 統計庁の国家統計ポータルと経済活動人口調査のデータによると、昨年の非経済活動人口のうち主な活動が育児だった男性は、前年比4000人(37.4%)増の1万6000人で、統計を取り始めた1999年6月以降で最も多かった。育児をする男性は2013年の6000人から19年に9000人、21年に1万3000人となった。23年までの10年間で3倍近くに増えた。育児を担う男性の増加は、育児休暇制度が普及し、男性の育児に対する認識が広まった結果と分析される。

◇与党院内代表 きょう国会で演説

 保守系与党「国民の力」の尹在玉(ユン・ジェオク)院内代表は21日、国会で交渉団体代表演説を行う。尹氏は演説で政治改革と国民生活の問題を前面に掲げ、野党の協力を求める見通しだ。4月10日に実施される総選挙を控え、政治改革問題を取り上げて国民の信頼を回復させる一方、少子化対策や規制改革など国民生活の問題を解決する意志を改めて示し、責任ある政権与党としての姿を強調する方針だ。これに先立ち、国民の力は議員の不逮捕特権の放棄や禁固刑以上が確定した場合の歳費返納、議員定数の縮小など、国会議員の特権廃止を柱とする政治改革公約を相次いで発表している。

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