サムスン電子 蘭ASML株を全て売却=半導体投資へ財源確保

【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスン電子がオランダの半導体製造装置大手、ASMLの株式を全て売却したことが、21日分かった。

 サムスン電子の監査報告書によると、同社は昨年7~9月期まで保有していたASMLの株式158万407株(持ち分比率0.4%)を10~12月期中に全て売却した。

 ASMLの株価から推計すると、売却により1兆2000億ウォン(約1350億円)前後の資金を手にしたとみられる。

 サムスン電子は2012年、次世代露光装置の開発協力のためにASMLの持ち分3.0%を約7000億ウォンで取得した。

 その後、16年に投資費用を回収するため半分を売却して約6000億ウォンを確保し、残りの持ち分も昨年4~6月期から売却し始めた。4~6月期に約3兆ウォン、7~9月期に約1兆3000億ウォンの売却代金を得たとみられ、7000億ウォンを投資して約8倍の収益を上げたことになる。

 サムスン電子がASMLの株式売却に乗り出したのは、半導体市況の回復に備えて「超格差技術」を維持する投資財源を確保するためとされる。

 同社は昨年、業績が悪化したにもかかわらず研究開発(R&D)に過去最高の28兆3400億ウォンを投資し、設備投資にも過去最高だった22年と同額の53兆1000億ウォンを投じた。 

 サムスン電子はこれまでも、半導体不況の中でも果敢な投資を続ける超格差戦略を駆使してきた。

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