韓国首相 研修医の職場離脱に「理解も容認もされない」

【ソウル聯合ニュース】韓国の韓悳洙(ハン・ドクス)首相は28日、医師不足解消のため政府が打ち出した大学医学部の定員拡大方針に反発した専攻医(研修医)らが一斉に辞表を提出し職場を離脱している問題について、離脱の長期化により患者が受ける不便は大きくなり、特に重症患者とその家族の失望や懸念が深まり、穴を埋める医療スタッフの負担も増えるだろうとし、「いかなる理由であれ、医師が患者のもとを離れることは理解できず、容認もされない」とし、職場への復帰を呼び掛けた。同問題への対応にあたる中央災難(災害)安全対策本部の会議で述べた。

 同問題を巡り、政府は26日、職場を離脱した専攻医らに対し29日までに職場に復帰すれば責任を問わないとし、復帰しない場合、最低3カ月の免許停止処分や捜査・起訴など司法手続きを行う方針を示した。

 韓氏は、復帰要請は処罰のためのものではなく、処罰を受けないようにするためとし、国民や政府の訴えに耳を傾け、患者の生命を守る本来の場所に戻ってほしいと強調した。

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