文在寅前大統領の元娘婿、3度の参考人聴取で供述拒否 タイ・イースター・ジェット特別採用疑惑

 文在寅(ムン・ジェイン)前大統領の元娘婿ソ氏(44)がタイ・イースター・ジェットに特別採用された疑惑を捜査している検察は、今後ソ氏を被疑者として出頭させる方向で検討を行っていることが分かった。検察はこれまでソ氏に3回参考人として出頭を求め聴取を行ったが、ソ氏が供述を拒否したため参考人から被疑者とする方向で検討されているという。

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 全州地検のある関係者は28日「ソ氏を被疑者として出頭させるか検討している」と明らかにした。検察は先月29日に初めてソ氏に出頭を求め、その後今月7日と14日にも参考人として聴取を行った。

 航空業界での勤務経験が全くないソ氏は2018年7月にタイ・イースター・ジェットの専務理事として特別採用されたが、その見返りにイースター航空の創業者である李相稷(イ・サンジク)元共に民主党議員が中小ベンチャー企業振興公団(中振公)理事長に任命されたと検察はにらんでいる。この疑惑の重要な鍵は李相稷氏がその後同党の公認も受けたことだ。

 検察はソ氏の特別採用疑惑を解明するため昨年タイ・イースター・ジェットの実質オーナーを調べた。李相稷氏は「タイ・イースター・ジェットは自分の会社ではない」と主張しているが、検察は昨年4月、タイ・イースター・ジェットはイースター航空創業者の李相稷氏が同社の資金を横領して設立した会社であることを突き止め、李相稷氏を起訴した。

 検察はイースター航空の関係者から「李相稷元議員はタイ・イースター・ジェットのパク・ソクホ代表取締役にソ氏の採用を指示した」との証言も確保したという。

 検察は先月9日に世宗市にある大統領記録館に検事と捜査官を派遣し家宅捜索を行った。令状に記載された犯罪容疑は職権乱用や権利行使妨害などだった。検察は記録館で中小ベンチャー企業振興公団理事長任命に関する青瓦台(韓国大統領府)の内部報告用書類などを確認した。

 検察は2017年に青瓦台人事首席秘書官室で行われた非公開会議の資料を精査している。検察はこの会議で李相稷氏の中小ベンチャー企業振興公団理事長任命が決まったとみている。検察はソ氏の他にも当時青瓦台スタッフだった趙顕玉(チョ・ヒョンオク)元人事首席秘書官や金宗浩(キム・ジョンホ)元公職紀綱秘書官、白元宇(ぺク・ウォンウ)元民政秘書官、洪鍾学(ホン・ジョンハク)元中小ベンチャー企業部(省に相当)長官、チェ・スギュ元中小ベンチャー企業部次官などを呼んで事情を聞いた。

キム・ジョンヨプ記者

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