韓国 きょうのニュース(2月29日)

◇研修医復帰の期限到来 免許停止へ3月から通知・意見聞き取り

 政府が医師不足などの対策として打ち出した大学医学部の入学定員増に反発して専攻医(研修医)らが辞表を提出して職場を離脱している問題で、政府は3月から行政処分と法的措置の手続きを進める。政府は2月29日までに職場に復帰した専攻医には責任を問わず、戻らない場合には「法と原則にのっとり、最低3カ月の免許停止処分と、捜査や起訴など司法手続きの進行は不可避だ」と表明していた。

◇23年の実質賃金1.1%減 物価高で2年連続減少

 雇用労働部が発表した調査結果によると、常用労働者1人以上の事業所で働く労働者の2023年の1人当たり月平均実質賃金は355万4000ウォン(約40万円)で、前年(359万2000ウォン)比1.1%減少した。昨年の労働者1人当たりの月平均名目賃金が396万6000ウォンで前年比2.5%増加したのに対して消費者物価指数は3.6%上昇し、実質賃金は減少した。実質賃金は22年(0.2%減)に統計基準が変更された12年以降で初めて減少したのに続き、2年連続で減少した。

◇尹大統領 ザッカーバーグ氏と面会「韓国はAI適用できるプラットフォーム」

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は、ソウルの大統領室庁舎で米IT大手メタ(旧フェイスブック)のザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)と面会し、「メタが想像して設計したものを韓国産業が積極的に支援する準備ができている」として、「韓国こそメタのAIを適用できる素晴らしいプラットフォームになれる」と述べた。大統領室の成太胤(ソン・テユン)政策室長が記者会見で明らかにした。

◇北朝鮮担当高官が異例の辞任 与党比例政党から総選挙出馬へ

 保守系与党「国民の力」は、外交部で北朝鮮問題を担当した金健(キム・ゴン)前朝鮮半島平和交渉本部長の入党を発表した。金氏は4月に実施される総選挙で、比例区用衛星政党「国民の未来」から出馬する見通しだ。金氏は先ごろ辞意を表明し、29日付で依願退職した。現職の朝鮮半島平和交渉本部長が政界に進出するのは初めてで、外交関係者らは異例の事態と受け止めている。

◇1日の独立運動記念日にソウル都心で大規模集会 警察が交通規制

 ソウル警察庁は、独立運動の記念日「三・一節」の3月1日にソウル都心で大規模集会の開催が予定されているため、交通規制を行うと発表した。集会は1日午後1時から世宗交差点と崇礼門交差点の間の区間で行われ、鍾路・乙支路などでは集会後にデモ行進も予定されている。交通規制が行われる区間では渋滞が予想される。警察は集会の開催中、世宗大路に非常車線を設けてバスなどが通行できるようにする方針だ。

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