日本メディアが尹大統領の三一節演説に注目…「強制徴用などに言及せず」

【NEWSIS】尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が第105周年三一節記念式典の演説で日本に対する批判を自制し、韓日関係改善への期待を示したことを日本メディアが集中して報じた。

【写真】三一節になぜ…韓国のマンションに掲げられた日の丸

 日本のNHKなどは1日、「尹大統領は演説の中で『歴史が残した困難な課題を共に解決していけば、韓日関係はより明るく新たな未来を切り開くことができるだろう』と述べた」「韓日国交正常化から60年となる来年を契機に、韓日関係をさらに発展させたい考えを強調した」などと報じた。

 また尹大統領が韓日関係について「両国は(今)つらい過去を乗り越え『新しい世の中』に向け共に進んでおり、(両国は)自由、人権、法治の価値観を共有し、共通の利益を追求し、世界の平和と繁栄のため協力するパートナーになった」と定義したとも伝えた。

 共同通信は「尹大統領は『韓日両国は平和と繁栄のため協力するパートナー』と述べた」とした上で「強制徴用や日本軍慰安婦など具体的な歴史問題への言及は避けた」と報じた。

 朝日新聞も尹大統領が昨年に続き今回も強制徴用問題に言及しなかったことに注目した。

 産経新聞は「尹大統領は強制徴用など韓日間の具体的な歴史問題に言及しなかった」と報じた。

 尹大統領はソウル市中区の柳寛順(ユ・グァンスン)記念館で開催された第105周年三一節記念式典で韓日関係に対する自らの考えを表明した。

 日本メディアは尹大統領が演説で「北朝鮮の核とミサイルの脅威に対する両国の安全保障協力はさらに一層強固になった」と強調した事実にも注目した。

ムン・イェソン記者

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  • ▲ソウル市中区の柳寛順記念館で開催された三一節記念式典で演説する尹錫悦大統領。1日撮影。/韓国大統領室通信写真記者団

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