カルビチムを注文したら鍋底に「排水口の止水フタ」、店側は「ピッチャーのフタ」と主張 /京畿道・抱川

 【NEWSIS】京畿道抱川市内のある飲食店で異物が入ったカルビチム(牛カルビ肉の煮物)が騒動になっている。この飲食店は韓国農林畜産食品部(省に相当)が指定した「安心飲食店」で、最近も人気番組『食客ホ・ヨンマンの定食紀行』に出ていたことが分かった。

【写真】どっちに見える? 「排水口の止水フタ」「ピッチャーのフタ」

 1日、あるインターネット・コミュニティー・サイトに「飲食店のカルビチムから排水口のフタと思われる異物が出てきた」という内容の投稿があった。投稿者Aさんは「土鍋から排水口のフタかピッチャーのフタのような異物が出てきた。肉をすくおうとした時、鍋底に沈んでいるのに気づいた」と書いた。

 Aさんは「店員に言ったところ、器ごと下げて確認し、私の意思と関係なく突然、新しいカルビチムを持ってきた。食欲がなくなったので手を付けず、お金は払わないで出てきた」「考えれば考えるほど、どうすればあんなものが入った料理を客に出せるのか理解できない」とも書いている。

 Aさんは店員の態度を指摘し、「友人たちと行ったが、若い女性ばかりだったためか謝罪も適当だった。その場で『これは何ですか?』と聞いた時、『ピッチャーのフタだ』と答えたが、後で友人の親が電話で再確認したところ、『排水口のフタだ』と認めた」と明らかにした。

 Aさんは「以前、髪の毛が出てきた時は『気のせいかもしれない』と思ってそのまま食べたが、これは違うのではないか。今は吐き気がして何も食べられない。トラウマ(心的外傷)になりそうだ」と言っている。

 韓国のメディア「マネートゥデイ」が2日に報道したところによると、この飲食店の関係者は「排水口のフタではなく止水フタだ。シンクを掃除しようとフタを上に置いたが、それが土鍋に入ったようだ」と釈明した。

 その上で、「まず『申し訳ない』とおわびし、(補償について)聞こうとしたが、お客様が後で電話してきて、(コミュニティー・サイトに)掲載するとおっしゃった。我々のミスなので、処分を受けようと思う」と述べた。

イ・ジュヨン記者

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