片側5車線韓国高速道路の真ん中でまさかの急ブレーキ…運転席と助手席から降りた中年女性2人がドライバー交代

片側5車線韓国高速道路の真ん中でまさかの急ブレーキ…運転席と助手席から降りた中年女性2人がドライバー交代

 片側5車線の高速道路で車が突然止まり、ドライバーが交代するという危険な状況がカメラにとらえられた。

 これは2日、インターネット・コミュニティー・サイト「ボベドリーム」に「近いうちに大事故を起こすおばさんたち」というタイトルで掲載された映像が公開された。このドライブレコーダー映像は4日現在、再生回数が14万8000回に達している。

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 この映像は片側5車線の高速道路でとらえられたものだ。映像を見ると、高速道路の第2走行車線で黒い乗用車がハザードランプをつけて停車している。ドライブレコーダー映像を撮っているすぐ後ろの車も急いで停車したようで、前の車にかなり近い。すると、前の車の運転席と助手席のドアが同時に開き、2人の中年女性が降りてきて、入れ替わってから再び車に乗った。

 この女性たちが後ろの車に向かって了解を求める様子はなかった。2人は席を変えるために急停車したと推測される状況だ。この車が停車している間、左右両側の車線は他の車が走っていた。

 これを見たネットユーザーたちは「生きていてこんな選手交替を見たのは初めて」「路肩やサービスエリアで入れ替わればいいのに、一体何をやっているんだ」「あのおばさんたちはあれがどれほど危険なことなのか分からないようだ」「ハザードランプをつけたら何でも許されると思っている」「以前、自動車専用道路のど真ん中で車を止めて化粧をしているおばさんも見た」「通報して規則を教えなければ」「簡単に免許を取ったのだから、免許取り消しも簡単にすべきだ」などのコメントが寄せられている。

 道路交通法第64条によると、自動車の運転者は高速道路などで車を停車したり駐車したりしてはならないと定められている。ただし、車の故障または公務員の公務遂行など一部に規定されている状況では例外的に許容されている。

■危険な急停車…死亡事故につながる可能性も

 高速道路で17秒間停車するというあおり運転で死亡事故を起こした30代のドライバーが一審で重い刑が言い渡されたケースもある。昨年11月、大田地裁天安支部刑事第1部(チョン・ギョンホ部長判事)は、一般交通妨害致死などで逮捕・起訴されたA被告(39)に対し、懲役5年を言い渡した。

 A被告は昨年3月24日午後5時10分ごろ、京釜高速道路のソウル方面北天安インターチェンジ付近で、あおり運転により三重追突事故を誘発したとして起訴された。

 A被告は当時、乗用車を運転して第5走行車線を走っていたところ、第4走行車線を走行していた1トントラックが自分の車の前に割り込んできたことから、腹を立ててトラックを追い越して止まった。事故があった日は金曜日午後で通行量が多い時間帯だったが、A被告は高速道路で17秒間も停車した。

 その結果、後続の車3台が停車した車を避けきれず、相次いで追突した。この事故で後続車両のドライバーが死亡し、ほかのドライバー2人も負傷して治療を受けた。A被告は事故後、現場を去ったが、後日警察に逮捕された。A被告は警察の取り調べで「道路に障害物があったから止まった」と主張した。

イ・ヘジン記者

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