支持率1%未満「共に民主の衛星政党」から2期目を狙う青年政治家・龍慧仁【3月7日付社説】

 新進歩連合が比例代表候補として龍慧仁(ヨン・ヘイン)議員ら3人の擁立を正式に決めた。今回の選挙では他に進歩党から3人、連合政治市民会議から4人が野党・共に民主党の比例代表用衛星政党から立候補する。共に民主党は比例代表当選確実の安全圏にこれらの候補者を擁立させる予定で、この10人の当選はほぼ確定している。龍議員は前回の国会議員選挙でも共に民主党の比例代表用衛星政党の共に市民党から出馬し国会議員となった。今回も同じやり方で議員バッジをもう一度手にするというのだ。

 比例代表は国会の専門性を補うと同時に職能団体の意向などを取り入れるため導入された制度で、様々な分野の専門家にチャンスを与える窓口とも認識されている。そのため比例代表の議員が連続して当選するケースは非常に珍しい。比例代表名簿の上位、すなわち当選確実圏内に入ること自体が特別待遇と考えられるからだ。今回龍議員はその特別待遇を自ら手にした。新進歩連合は龍議員が常任代表を務めているため、自分で自分を公認することで今の比例議員の身分を延長したいのだ。

 過去4年間に龍議員は議員としてそれなりに活動したと主張するかもしれないが、これまで彼女の名前が話題となったのは議員としての資質が問題となった軽率な行動ばかりだ。当選直後に議員バッジを包装から取り出す様子を「世界で初めて」としてユーチューブでライブ中継した。ある視聴者が「中古で10万ウォン(約1万1000円)で売ってほしい」と連絡すると「斬新な財テクだ」と相づちを打った。昨年3月の家族旅行の際に金浦空港貴賓室を使った事実も報じられた。30代前半の若い政治家が特権の廃止ではなく特権を当然のこととして自ら利用しているのだ。

 新進歩連合は複数の団体が集まって結成されたためアイデンティティがない政党だ。数々の世論調査でも支持率は1%に満たない。選挙法上3%以上の得票がなければ比例議席は与えられないが、この政党は3議席を確保している。主体思想派の京畿東部連合が中心の進歩党も比例候補3人の当選が予想されているが、これらは全て共に民主党の力によるものだ。共に民主党は接戦が予想される首都圏の選挙区で自分たちを支持する1-2%の票を追加し当選可能と計算しているのだ。政治的な計算では頭が良いと言えるだろうが、実際は有権者の意向の巧妙なわい曲に他ならない。

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  • ▲大邱市中区三徳洞の共に民主党大邱市党で会見する新進歩連合の龍慧仁(ヨン・ヘイン)常任代表。6日撮影。/ニュース1

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