日本の漫画家・森薫が6月に訪韓 ソウル国際ブックフェア参加

【ソウル聯合ニュース】「乙嫁語り」「エマ」「シャーリー」などの作品で知られる日本の漫画家、森薫氏が6月に韓国を訪れることが、7日分かった。

 出版関係者によると、森氏は6月26~30日にソウルの総合展示場・COEXで開催される「2024ソウル国際ブックフェア」に招待された。

 ブックフェアではデジタル技術を用いず、全て手描きによる制作方法を確認できるライブドローイングショーが行われる。

 森氏の作品を韓国で出版する大元C.I.のブースでは、森氏の代表作「乙嫁語り」の展示会が開かれる。2022年から「日・中央アジア5カ国外交関係樹立30周年記念事業」として日本各地を巡回している原画展「大乙嫁語り展」にちなみ、複製原稿やカラーイラストなどが展示される予定だ。

 このほか、サイン会や森氏が自身の作品観を語るトークイベントなども開催される。

 森氏は歴史資料集を思わせる徹底した考証と華麗で細密な描写で、日本はもとより海外でも認められた漫画家だ。

 「乙嫁語り」は、19世紀半ばの中央アジアを舞台に、さまざまな民族の日常と風俗を描くオムニバス漫画。12年にフランスのアングレーム国際漫画祭で受賞したほか、米国図書館協会が推薦する10代向けグラフィックノベルにも選ばれた。

 12年と16年には漫画界のアカデミー賞と呼ばれる米アイズナー賞にノミネートされ、14年には日本のマンガ大賞で大賞を受賞した。

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