韓国 きょうのニュース(3月11日)

◇政府 職場離脱の研修医約5千人に処分を事前通知

 医師不足などの対策として政府が発表した大学医学部の入学定員増に反発して職場を離脱した研修医が約1万2000人に上っているなか、保健福祉部は11日、業務復帰命令に従っていない4944人に対し8日までに免許停止など行政処分のための事前通知書を発送したと明らかにした。保健福祉部によると、8日午前11時時点で全国100の主要病院に勤務する研修医全体の92.9%に当たる1万1994人が職場を離脱した。

◇内紛騒動のサッカー韓国代表 李剛仁もW杯予選メンバーに 

 先月閉幕したサッカーのアジア・カップ中に韓国代表キャプテンの孫興ミン(ソン・フンミン、トットナム)と口論してもみ合いになったと報じられ、物議を醸した李剛仁(イ・ガンイン、パリ・サンジェルマン)が、21日と26日に行われる2026年ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のタイ戦に出場する。3月のAマッチ期間に代表チームを指揮する黄善洪(ファン・ソンホン)臨時監督が、李を含む出場選手リストを発表した。リストには孫興ミンも含まれた。

◇国会委が年金改革案発表 市民代表交え議論へ

 国会の年金改革公論化委員会は10日、年金の保険料率を現行の9%から13%に引き上げ、所得代替率は40%から50%に増やす案と、保険料率を12%に引き上げ、所得代替率は40%のまま据え置く案の2通りの年金改革案を提示した。改革案は今後、市民代表団が参加する公開討論で議論される予定で、これまで進展のなかった国民年金改革に弾みがつくか注目される。

◇「大学入試に模試の問題」 教員と学習塾の癒着疑惑で56人捜査へ

現職教員たちが学習塾側から金品を受け取り、大学修学能力試験(修能、日本の大学入学共通テストに相当)の模擬試験問題を提供していたことが分かった。監査院は、3カ月間の実態監査でこうした癒着疑惑が確認された教員と学習塾関係者計56人について請託禁止法違反、業務妨害、背任贈収賄などの容疑で捜査を要請したと発表した。監査院は捜査を要請した関係者以外にも、試験問題の取引で金品を受け取ったことが確認された教員に対し、厳重に責任を問う計画だ。 

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
あわせて読みたい