韓国総選挙 最大野党が選対発足式=過半数維持目指す

【ソウル聯合ニュース】韓国の最大野党「共に民主党」は12日、党本部で4月10日に投開票される総選挙(定数300)の選挙対策委員会の発足式を行った。李在明(イ・ジェミョン)代表と李海チャン(イ・ヘチャン)元代表、金富謙(キム・ブギョム)元首相の3人が共同常任選対委員長を務める。

 国会で過半数を占める共に民主党は今回の総選挙で過半数の維持を目指す。

 李在明氏は発足式で、「今回の選挙は(与党)『国民の力』と民主党の対決ではなく、国民と国民の力の対決」として、「国を滅ぼしても反省しない尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の審判のため、国民と共に戦う」と強調した。金氏は「皆がワンチームになってほしい」と呼びかけた。

 李海チャン氏は発足式後に行った記者会見で、党の公認候補選びで李在明氏に近い人物が優遇されたとして、反発した現役議員が相次いで離党するなど混乱が続いたことについて、「すでに過ぎ去った一つの過程」とし、「新たな分裂の要素はないと思う」との認識を示した。

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