韓国 きょうのニュース(3月12日)

◇ソウル大教授ら 医学部定員増の先送りと対話協議体設置を提案

 政府が医師不足などの対策として発表した大学医学部の入学定員増に反発して研修医らが職場を離脱している問題を巡り、ソウル大医学部教授協議会の非常対策委員会は12日、国会で記者会見を行い、海外の第三者機関に韓国保健医療指標の分析を依頼し、これに基づいて1年後に増員を決定することと、国民の代表と研修医が参加する対話協議体の設置を提案した。医学部の学生と研修医に対しては、政府と大韓医師協会が対話協議体の設置に同意した時点で授業や職場に全員復帰することを提案した。

◇外食価格また値上がり 生活必需品4品目も

 韓国消費者院の価格情報総合ポータルサイトによると、代表的な外食メニュー八つのうち、冷麺の価格はソウルで1万1385ウォン(約1280円)から1万1462ウォンに値上がりした。サムギョプサル(200グラム)も1万9429ウォンから1万9514ウォンに上がった。また、先月は生活必需品7品目のうちトイレットペーパー(5.0%上昇)、即席麺(1.2%上昇)、卵(0.8%上昇)、砂糖(0.1%上昇)の4品目が前月比で値上がりした。

◇総選挙の与党選対総括委員長に韓氏 共同委員長は4人

 与党「国民の力」は総選挙(4月10日投開票、定数300)に向けた選挙対策委員会について、韓東勲(ハン・ドンフン)非常対策委員長が総括選対委員長を務めると発表した。共同選対委員長には羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)前国会議員と安哲秀(アン・チョルス)議員、元喜龍(ウォン・ヒリョン)前国土交通部長官、尹在玉(ユン・ジェオク)院内代表の4人が就く。党執行部2トップの韓氏と尹氏に重鎮3人を加えた形となる。

◇ロシアで拘束の韓国人 脱北者救出に取り組む宣教師

 ロシアでスパイ容疑をかけられ拘束された韓国人について、脱北者救出のため主にロシア極東で活動していた宣教師であることが、聯合ニュースの取材で分かった。ロシアのタス通信などは、スパイ犯罪の捜査中に「ペク」姓の韓国人の身元が確認されたと報じた。ロシアでペクさんに関する報道が出る前に拘束の事実を知ったという知人は、ペクさんが脱北者の救出と人道支援、宣教活動に取り組んできたと語った。ペクさんは韓国で社会的弱者の支援団体に属し、海外でも活動していたという。この団体はペクさんの釈放を求める活動に乗り出すか、今後話し合う見通しだ。

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