多数の性犯罪容疑者を弁護 女性弁護士が候補辞退=韓国総選挙

【ソウル聯合ニュース】韓国で4月10日に投開票される総選挙を巡り、多数の性犯罪事件の容疑者を弁護したとして批判を受けていた弁護士で最大野党「共に民主党」公認候補の趙秀真(チョ・スジン)氏(46)が22日、候補を辞退した。趙氏はソウル市の小選挙区から出馬する予定だった。

 趙氏は自身のフェイスブックに「弁護士として常に依頼人のため最善を尽くした」としながら、「しかし、国民が期待する目線と違ったようだ」と投稿。「私が(選挙を)最後までやり通すと選挙期間中、この論争は続く」と述べ、候補を辞退すると表明した。

 女性団体の女性政治ネットワークは19日に声明を出し、「趙氏はブログに『女性が拒絶の意思を示しても実際は関係を望むケースが多い』と性暴力に対する過った社会の通念を紹介し、容疑者の立場で助言した」と非難し、「性暴力の容疑者に法の網をかいくぐる技術を案内し、積極的に広報した」として、候補を辞退するよう求めていた。

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