韓国 けさのニュース(3月22日)

◇医学部教授らがきょう会議 政府と対話の可能性示唆も

 大学医学部の定員を増やす韓国政府の方針に反発した研修医らが一斉に職場を離脱した中、全国の医学部の教授らでつくる非常対策委員会は22日午後に会議を開く。会議では大学別の定員配分が発表されてからの状況を点検し、辞表の提出など今後の計画を再点検する見通しだ。非常対策委員会は今月15日にオンライン会議を開き、各大学の医学部教授が25日から一斉に辞表を提出することで意見が一致した。一方、政府との対話による解決の可能性も残している。パン・ジェスン非常対策委員長は前日にテレビ出演し、「政府が研修医の(懲戒)措置を解除し対話の場を作れば、われわれ教授も辞表提出を撤回する可能性があるとみている」と述べた。

◇健康保険職場加入者 来月に保険料の年末調整実施

 健康保険公団によると、健康保険法に基づき毎年4月に健康保険料の年末調整が行われ、昨年に昇給や昇進により所得が増えた会社員は来月の健康保険料を追加納付しなければならない。健保公団は2000年から職場加入者の健康保険料について前年度の報酬総額を基準に賦課し、実際に受け取った報酬総額に応じて保険料を再算定した上で翌年4月分の保険料に賦課または還付する精算手続きを行っている。昨年、月給など報酬が増えた1011万人は1人平均約21万ウォン(約2万4000円)を追加で納付した。一方、報酬が減った301万人には1人平均約10万ウォンが還付された。

◇サッカーW杯2次予選 格下タイにホームでドロー

 2026年サッカー・ワールドカップ(W杯)のアジア2次予選は21日、ソウルでC組の第3戦が行われ、韓国はタイと1―1で引き分けた。韓国は前半42分に孫興ミン(ソン・フンミン、トットナム)が先制ゴールを決めたが、後半に追いつかれた。国際サッカー連盟(FIFA)ランキング22位の韓国は101位のタイを相手にホームで引き分け、守備の不安と決定力不足が浮き彫りとなった。韓国はアジア2次予選で2勝1分けの勝ち点7でC組1位を守った。

◇総選挙 2日間の候補者登録がきょう締め切り

 4月10日に投開票される総選挙(定数300)の候補者登録が、22日午後6時に締め切られる。候補者の登録は21日に始まった。初日は254の小選挙区に計607人が立候補を届け出た。革新系最大野党「共に民主党」は234人、保守系与党「国民の力」は230人が候補者登録を済ませた。比例代表の46議席に対しては14の政党が候補者登録をした。候補者登録の状況は中央選挙管理委員会の選挙統計システムのサイトで公開され、候補者の資産、兵役、前科、学歴、納税などの情報は投票日当日までインターネット上で確認することができる。

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