尹大統領の支持率34% 与党34%・最大野党33%・曺国氏新党8%=韓国

【ソウル聯合ニュース】世論調査会社の韓国ギャラップは22日、全国の18歳以上の1001人を対象に19~21日に実施した調査の結果、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の支持率は前回調査(12~14日)より2ポイント低い34%だったと発表した。2週連続の下落。不支持率は1ポイント上がり、58%だった。 

 尹大統領を支持する理由には「医学部定員の拡大」(27%)や「決断力・推進力・粘り強さ」(10%)、「外交」(9%)、「庶民政策・福祉」「全般的に良くやっている」(いずれも5%)などが挙がった。

 支持しない理由は「経済・国民生活・物価」(22%)、「独断的・一方的」「コミュニケーション不足」(いずれも9%)、「医学部定員の拡大」(8%)、「全般的にうまくできていない」「外交」「人事」(いずれも5%)の順だった。

 政党支持率は、保守系与党「国民の力」が前回調査から3ポイント下がり34%、革新系最大野党「共に民主党」は1ポイント上昇の33%となった。

 曺国(チョ・グク)元法務部長官率いる新党の支持率は前週より1ポイント高い8%で、「改革新党」は3%、「緑の正義党」「新しい未来」「進歩党」はそれぞれ1%だった。支持政党がない無党派層は18%。

 韓国ギャラップによると、共に民主党支持者の3人に1人が比例代表では曺国氏の新党を選択する意向を示した。ただ、共に民主党が20~30代からも支持されるのに対し、曺国氏の新党の支持は中高年層に集中しているという。

 4月10日の総選挙に関する調査では、「現政権を支援するために与党候補が多く当選すべきだ」との回答が36%、「現政権をけん制するために野党候補が多く当選すべきだ」は51%だった。無党派層の場合、43%が「野党の勝利」、19%が「与党の勝利」を望むと回答した。

 比例代表について尋ねると、国民の力の比例向け系列ミニ政党「国民の未来」を選ぶとの回答が30%で、共に民主党をはじめとする野党陣営の比例向け系列ミニ政党「共に民主連合」が23%、曺国氏の新党が22%と続いた。改革新党は5%、新しい未来と「自由統一党」はそれぞれ2%にとどまった。

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