韓国与党トップ 曺国氏ら野党候補阻まなければ「民主主義崩壊」

【ソウル、保寧聯合ニュース】韓国保守系与党「国民の力」のトップ、韓東勲(ハン・ドンフン)非常対策委員長は22日、中部の忠清南道を訪れ、民主主義を破壊しようとする野党側の「極端主義者」を阻むため、与党を支持してほしいと訴えた。

 忠清南道の保寧・舒川区に立候補した張東赫(チャン・ドンヒョク)国会議員の選挙事務所の開所式に出席した韓氏は、民主主義の崩壊を警戒し、決意を固める必要があると強調した。同氏は「極端主義者が既成政党のリーダーを宿主として主流政治に登場し、司法システムを無視し民主主義をつぶす」と指摘。曺国(チョ・グク)元法務部長官と、憲法裁判所の決定で解散させられた「統合進歩党」の流れを組む勢力を指して「正常な政党システムにおいて主流になり得ず、政治を掌握できない極端主義者たち」と呼んだ。

 政治思想ではなく、民主主義の危機的な状況から、無党派層と中道層の支持が必要だと訴えかけた。韓氏は「4月10日の総選挙は国民とこの国の運命を左右する、(民主化後初の大統領選となった)1987年の大統領選以来最も重要な選挙」と強調し、負ければ民主主義が崩壊するとして危機感を訴えた。

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