曺国元法相の娘チョ・ミン被告、「入試不正」で罰金1000万ウォンの有罪判決

曺国元法相の娘チョ・ミン被告、「入試不正」で罰金1000万ウォンの有罪判決

 韓国の進歩(革新)系新党「祖国革新党」曺国(チョ・グク)代表(元法務部長官)の娘チョ・ミン被告(33)が22日、入試不正に関する一審判決公判で罰金1000万ウォン(約110万円)の有罪判決を言い渡された。

【写真】ベンツを運転するチョ・ミン氏

 ソウル中央地裁刑事第16単独(裁判長:イ・ギョンソン判事)は同日、業務妨害・虚偽作成公文書行使などで起訴されたチョ・ミン被告に対し、判決理由を「入試の公正性を阻害し、入試制度全般に対する国民の不信を招いた。公正な競争のために長い間まじめに努力している大多数の人々に虚脱感と挫折感を与える行為であり、その非難の可能性は高い」と述べた。

 同判事はさらに、「ソウル大学・釜山大学の医学専門大学院志願時、確認書などに虚偽の内容が記載されているということは認識していた」としながらも、「具体的な発給過程、偽造・変造に関与しておらず、知りもしなかったとみられる」と述べた。それと共に、「すべての犯行を認めており、釜山大学医学専門大学院と高麗大学の入学取り消し処分に対する訴訟を取り下げた。刑事処罰を受けたことがない点などを考慮して量刑を決めた」と説明した。

 チョ・ミン被告は曺国代表夫婦と共謀し、2013年6月のソウル大学医学専門大学院入試にソウル大学公益人権法センター長インターンシップ確認書や東洋大学総長表彰状などの虚偽の書類を提出し、ソウル大学医学専門大学院の入学査定業務を妨害したとして昨年8月に在宅起訴された。チョ・ミン被告はまた、母親のチョン・ギョンシム受刑者(元東洋大教授)と共に2014年6月、釜山大学医学専門大学院に虚偽書類を提出し合格したことにより、釜山大学医学専門大学院の入学査定業務を妨害したとされていた。チョン・ギョンシム受刑者はこの件により大法院(最高裁判所に相当)で懲役4年の刑が確定、曺国代表も一・二審で懲役2年を言い渡され、上告審が行われている。

 チョ・ミン被告は判決後、コメントを求める報道陣の質問に答えないまま、裁判所を後にした。

イ・ミンジュン記者

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