【ソウル聯合ニュース】韓国で４月１０日に投開票される総選挙（定数３００）の公式選挙運動期間が２８日、始まった。国会での過半数維持を目指す最大野党「共に民主党」は同日午前、大統領室があり尹錫悦（ユン・ソクヨル）政権の「心臓部」とされるソウル市・竜山で公式運動を開始した。
同党の李在明（イ・ジェミョン）代表は「尹政権審判列車が国民勝利という最終目的地に向かって出発する」として、「国を滅ぼし、国民を裏切った尹政権を有権者が、民主共和国の主人が審判するときが来た」と強調。「（尹政権発足から）この２年間、国民の暮らしに関する問題が深刻化した。責任を問わなければならない」と支持を訴えた。
李氏は竜山を訪問する前、自身が立候補したソウル郊外の仁川市桂陽区の選挙区で選挙運動をスタートさせた。
文在寅（ムン・ジェイン）前大統領も応援に乗り出した。２７日に共に民主党を象徴する青色のジャンパーを着て故郷の南部・慶尚南道巨済市を訪問し、同党の公認候補と面会したのに続き、２９日には自身が国会議員を務めた南部・釜山市の小選挙区を訪れる予定だ。