韓国 きょうのニュース(4月2日)

◇尹大統領 農畜産物の物価安定へ「資金を無制限・無期限投入」

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は2日の閣議で、「国民が体感する物価は依然として高い」と述べ、物価が安定したと国民が体感できるまで緊急農畜産物価格安定資金を無制限・無期限で投入し、支援対象を拡大する方針を示した。尹大統領は大型スーパーを中心に行われている割引支援や輸入果物の供給対策を中・小型スーパーや伝統市場にも拡大するとして、「関係官庁は対策が実際の物価安定につながるか注意深く確認し、今年のような状況が繰り返されないよう構造的問題を点検せよ」と指示した。

◇研修医・医学生 9割超が「医学部定員削減・維持すべき」

 政府が医師不足などの対策として打ち出した大学医学部の入学定員増に反発し、集団行動に踏み切った研修医や医学生の多くが、医学部の定員を減らすか現状維持すべきだと考えていることが分かった。辞職した研修医のリュオク・ハダ氏が先月29日から今月1日まで、研修医1万2774人と医学生1万8348人を対象に行ったオンライン調査の結果、回答者1581人のうち64.1%が「韓国の医療の現実と教育環境を考慮すると医学部の定員を削減しなければならない」、31.9%が「現在の定員(3058人)を維持しなければならない」と答えた。定員を増やすべきだという回答は4.0%にとどまった。

◇尹大統領 北朝鮮のミサイル発射を非難「総選挙前に韓国揺さぶり」

 尹錫悦大統領は2日の閣議で、北朝鮮が同日午前に弾道ミサイルを発射したことについて、「北の政権はミサイル(発射)など軍事挑発を続け、(10日の)総選挙を前に韓国社会に揺さぶりをかけようとしている」と批判した。尹大統領は「このような挑発は韓国国民の心をより強固に、一つにまとめるだけ」として、軍に対し北朝鮮の追加挑発に備え万全の安全保障体制を維持するよう指示した。

◇韓米日が合同空中訓練実施 核搭載可能な米戦略爆撃機も参加

 国防部は2日、韓米日3カ国が韓国南部・済州島南東の上空で合同空中訓練を行ったと発表した。訓練には核兵器の搭載が可能な米空軍のB52H戦略爆撃機などが参加した。訓練は韓国と日本の防空識別圏(ADIZ)が重なる区域で実施された。韓国空軍のF15K戦闘機や日本航空自衛隊のF2戦闘機、米空軍のF16戦闘機が参加した。朝鮮半島付近で3カ国の合同空中訓練が行われたのは3回目となる。

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