韓国政府 対北制裁違反疑いの無国籍船を拿捕

【釜山、ソウル聯合ニュース】韓国当局が、国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁違反への関与が疑われる無国籍の船舶を領海上で拿捕(だほ)していたことが、3日分かった。

 安保消息筋によると、当局は先月30日ごろ、南西部の全羅南道・麗水付近の海上で制裁違反行為に関与した疑いのある3000トン級の貨物船を拿捕した。

 停船命令に応じなかったため、海洋警察が船内に入って釜山南港に移動させたという。船舶には当時、中国人の船長と中国人やインドネシア人の船員13人が乗っていた。

 この船舶がどのような違反行為に関与したのかは明らかにされていない。船舶側が貨物室の開放を拒否しており、当局は船内の貨物を確認できていないという。

 2017年に採択された安保理の「制裁決議2397」は、国連加盟国が禁止行為に関与した疑いのある船舶を自国の領海上で拿捕、検査、抑留することができると定めている。   

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