韓国国連大使「韓国ドラマ流布で死刑宣告」 北朝鮮児童の人権状況に懸念 

【ニューヨーク聯合ニュース】韓国の黄浚局(ファン・ジュングク)国連大使は3日(現地時間)、児童と武力紛争をテーマにした国連安全保障理事会の会合で、北朝鮮で児童が韓国ドラマを見て「流布」したとして死刑を宣告されるなど、深刻な人権じゅうりんに直面していると懸念を示した。子どもの権利条約締約国である北朝鮮での児童の人権状況に対し、安保理理事国に注意を促した。

 

 黄氏は「脱北者の証言などによると、北の児童は連座制による政治犯収容所への監禁、広範囲な強制労働など、深刻な人権じゅうりん状況にさらされている」と説明した。その一方で北朝鮮政権は核兵器とミサイル開発計画を推し進め、指導部はぜいたく品購入に貴重な資源を浪費していると批判した。

 また、国連児童基金(ユニセフ)と世界保健機関(WHO)、世界銀行が共同でまとめた報告書を引用し「北の児童の17%が発育阻害の状態にある」と指摘した。

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